院長ブログ
BLOG最新の内視鏡診断 ~拡大内視鏡~
2017年03月03日大腸がん大腸ポリープ大腸内視鏡検査最新の内視鏡検査胃がん胃内視鏡検査胃癌診断学
外来で診療していて患者さんご自身の検査画像を観て頂くと「内視鏡画像ってこんなに綺麗なんですね!」と感心されることがあります。
近年の内視鏡スコープは高画質化と細径化の技術の進歩が著しいです。
近年の内視鏡スコープは高画質化と細径化の技術の進歩が著しいです。
拡大内視鏡技術は当たり前の時代になりました。

この写真は大腸ポリープを100倍まで拡大した画像です。
写真の右下は正常の粘膜ですが、それに比較して写真左側のポリープの粘膜の模様は縦長に変化しています。
この場合は腺腫と言って放置するとがんになる可能性があるポリープと分ります。
拡大画像からはがんを疑う成分は無いため、内視鏡で切除してしまえば全く問題ないです。
今まで切除して病理組織検査に提出しないと分らなかった事が、内視鏡検査である程度の事まで分かるようになりました。
このように組織を取らなくてもある程度の事が検査中に分かるようになると、患者さんも何回も検査を受ける必要が無くなり、結果として患者さんの時間的、金銭的負担が減る事になります。
私は新しい技術は患者さんに還元されるべきであると思っていますが、これはそのいい例だと考えます。
写真の右下は正常の粘膜ですが、それに比較して写真左側のポリープの粘膜の模様は縦長に変化しています。
この場合は腺腫と言って放置するとがんになる可能性があるポリープと分ります。
拡大画像からはがんを疑う成分は無いため、内視鏡で切除してしまえば全く問題ないです。
今まで切除して病理組織検査に提出しないと分らなかった事が、内視鏡検査である程度の事まで分かるようになりました。
このように組織を取らなくてもある程度の事が検査中に分かるようになると、患者さんも何回も検査を受ける必要が無くなり、結果として患者さんの時間的、金銭的負担が減る事になります。
私は新しい技術は患者さんに還元されるべきであると思っていますが、これはそのいい例だと考えます。