院長ブログ
BLOG鎮静剤を使うメリットデメリット
2017年07月17日クリニックのこと最新の内視鏡検査無痛内視鏡
当院では鎮静剤を使った苦しくない内視鏡検査を提供しますが、鎮静剤を使った場合のメリットデメリットに関しても書きたいと思います。
メリットデメリットを総合的に判断して検査を行っています。
鎮静剤を使うメリット
①患者さんが苦しくない ②嘔吐反射が無いため詳細に観察が出来る。見逃しが少なくなる③嘔吐反射によるマロリーワイス症候群が起きにくくなる
①患者さんが苦しくない ②嘔吐反射が無いため詳細に観察が出来る。見逃しが少なくなる③嘔吐反射によるマロリーワイス症候群が起きにくくなる
鎮静剤を使うデメリット
①呼吸抑制を起こす可能性がある ②鎮静剤により、検査後に悪心嘔吐、頭痛を起こすことがある
①呼吸抑制を起こす可能性がある ②鎮静剤により、検査後に悪心嘔吐、頭痛を起こすことがある
メリットデメリットを総合的に判断すると、使った方が患者さんのメリットになります。
一番の懸念は鎮静剤を使うことによる呼吸抑制ですが、私自身の経験からすると数万件の経験がありますが、呼吸抑制により事故に至ったケースはありません。
それは鎮静剤の量と酸素モニター管理、及び酸素濃度が下がった時の対処法を分かっていれば問題はないと考えています。
また酸素モニターもすぐに反応しないので、最近はETCO2管理も併用する傾向があり、ますます安全になってきています。
当院でも開業までにはETCO2を採用して安全な内視鏡検査を更に安全にする方向に考えています。